キーパンチャーって? キーパンチャーは簡単に言うと、紙のデータを専用端末にひたすらミスなく 入力するお仕事です。 まだ自分はミスなくってレベルには程遠いです。 キーパンチャーの世界では入力することをパンチすると言います。 自分はパソコン歴のほうが長いのでまだなじんでないですが。 必要なのは速さだけじゃない ひたすらミスなく入力するとい言ってもキーパンチャーに必要なのは 入力の速さ、正確さだけではありません。 様々な会社からの様々な種類のデータを入力するわけですから、 それらのデータを瞬間的に判断、把握できる能力も必要となってきます。 とはいえ、自分は半年くらい間があいたデータとかはかなり忘れてたり します。(汗 入力方法 入力方法は専用端末と言いましても基本的にパソコンと一緒です。 専用のキーボードでANKまたは漢字連想で入力していきます。 ただパソコンと違うのは数字の入力方法が違うことです。 パソコンでは数字入力はテンキーが主ですが、専用端末の場合、 手の位置を変えないで数字、アルファベットと、カナ入力もこなすために 数字入力が異なっています。 (パソコンでのデータ入力経験者が絶対の自信を持って入ってきて すぐ辞める一番の原因がこれだと思います。自分もそうしたが 負けず嫌いなので辞めはしなかったです。) 数字入力のみの会社ではテンキーの使用もOKみたいです。 ANK(アンク、1バイトで表現できる文字で半角アルファベット、半角数字、 半角カナのことです) 数字入力 ↑で書きましたが専用端末のキーボードでの数字入力がパソコンとは 違うため説明しておきます。 簡単に言うとキーの位置は 9→0 u →1 i→2 o→3 j →4 k→5 l→6 m→7 、→8 。→9 (パソコン→専用端末) となります。 パソコンでのタッチタイピングの基礎となる右手の「j」を基準と しているため、慣れればかなり打ちやすく感じます。 数字、カナ、アルファベットが混在するデータはNUMERICキー(左シフト)、 ALPHAキー(右シフト)を押しながらパンチしていきます。 標準→カナ NUMERICキーを押しながらパンチで数字入力 ALPHAキーを押しながらでアルファベット入力 標準→数字 カナでパンチする場合にはカナキーで切り替える 何も押さないでの標準での入力はスーパーバイザーさんがフィールドごとに 最適な入力に設定しています。 スーパーバイザー(職業によっては違ったりしますがキーパンチャーの場合、 パンチするプログラムを作成、最適化する仕事です。ウチの会社では ベテランのパンチャーさんの1人がスーパーバイザーもこなしています。) 漢字連想 専用端末での漢字入力は基本的に変換はしません。 ではどういう風に入力していくかというとツータッチコードと呼ばれる コードで入力していきます。 ツータッチコードとはその名のとおりツータッチ(2つのキーの組み合わせ)で 1文字(2バイト)の漢字を表します。 主な漢字連想での入力方法にはKIS(ケーアイエス)と カンテック(カンテックスと呼ぶ所も多いです)の2つがあります。 KISは漢字そのものからとってあるらしいのでイメージしやすい反面、 登録漢字数が少ないため複雑な漢字が出来てくると対応できないそうです。 対してカンテックは漢字の形や連想、音読み、熟語など様々なものから とっているので覚えるのに時間がかかる反面、登録漢字数が多いので、 覚えてしまえば対応できなくなることはなくなります。 ウチの会社ではカンテックオンリーですのでKISは社長から聞いた情報しか 知らないです。社長の話ではKISがメインの会社が多くカンテックは少ない みたいです。 このキーパンチャークロニクルでは主にこの取っ付きにくいカンテックを 学習することをメインに扱っていきます。 入力と確認 キーパンチャーのお仕事は入力(エントリー)と確認(ベリファイ)の 2つセットの流れで仕事をこなしていきます。 ベリファイ(以下ベリ)ではもう絶対にミスが許されないためベテランさんが 多く任されています。 自分のレベルではベテランさんのベリを任されるくらいなので もっと経験を積んで全てのベリに関わっていきたいと思います。 あと冒頭でキーパンチャーのことをミスなく入力するお仕事と書きましたが これはこの2つのセットでのミスなくという事を意味しています。 ベテランさんのを自分がベリするとわかりますが完全にはミスをなくすことは 100%不可能なので。 もうキーパンチャーは存在しない!? このサイトのサイト名にもなっていますし何度も連呼していますが、 正式にはもうキーパンチャーというものは存在しないみたいです。 タイプライター時代からの流れで入力業務をキーパンチャーと 呼ばれるようになりましたが、途中から正式名称が「データエントリーオペレータ」 と呼ぶように変更されたみたいです。 でもキーパンチャーって言った方がしっくりくるんですよね。 ウチの会社でのデータエントリーオペレータの浸透率は0%ですし。 なのでこれからも自分はキーパンチャーという表現をずっと 使っていこうと思っています。 最後に ここまで読んでくださった方本当にありがとうございます。 自分の駄文に長々と付き合ってくださって本当に感謝しています。 ここでのキーパンチャーについての説明は自分が聞いて感じたこと、 思ったことも混じっているため、かなり独断と偏見で書いていることも 多いと思います。 なのでベテランさんから見てこれは違うんじゃないの?とか思ったことが ありましたら、お気軽に掲示板への書き込み、またはメールしてください。 間違いだと判明しましたら修正していきたいと思います。 それでどんどん自分も覚えていってベテランになっていけたらと 思っています。 |